ソフィア・アラベラ・アルウィン(Sophia Arabella Irwin)は明治時代にハワイ公使ロベルトを父に、そして日本人の、母・武智イキの長女として日本で生まれました。幼いころから別荘のあった伊香保を訪れ、成長するにつれて地元の子ども達とふれあうようになりました。やがて子ども達の面倒をみるようになり、別荘を開放して日曜学校とし運営する教育事業に乗り出しました。そして、アメリカやヨーロッパに留学してフレーベル教育やモンテッソリー教育の研究を積み、日本における幼児教育の拠点アルウィン学園を創設しました。
ベラ先生という呼称で親しまれたソフィア・アラベラ・アルウィンは『最良の教育は最良の教師にあり』という考えのもと、幼児教育の基本をキリスト教的人間愛に置いて、あたたかい目と心をもった保育者の育成を行うため、私財を投じ、玉成保姆養成所と幼稚園を設立しました。国籍はアメリカ人でしたが、一生を日本の保育者養成と幼児教育に注いだ功績は今日なお高く評価されています。まさに彼女は日本の幼児教育における先駆者で、日本人以上に日本を愛した人でもありました。