フリードリッヒ・フレーベル(Friedrich Frobel)はドイツ・チューリンゲンの山村で牧師をしていた父の子として生まれました。しかし生後9ヵ月で母親が死に、幼い日々の孤独な生活が続きますが、4歳の折に父が再婚し、新たに子どもが生まれたことで、父からも継母からもうとまれるようになり、10歳の時、母方の伯父の家に引き取られてから、学問の道を切り開いていきます。
フレーベルはフランスの思想家ルソーの教育思想を実践的に発展させました。彼は幼い頃から自然と密にふれあい、キリスト教の信仰にもめざめていたので、教育論にもその影響は色濃く現れています。フレーベルが本格的に教育に取り組むようになったのは、ヨハン・ハインリッヒ・ペスタロッチという人が行っていた少年達への初等教育に刺激を受けてからのことです。フレーベルはペスタロッチの初等教育のやり方をさらに幼い子ども達の教育に当てはめ、幼児の心の中にある神への信仰や自然への崇拝、そして謙虚な生き方を伸ばしたいと願い、世界ではじめて幼稚園を創りました。