伝承遊びなどというと、ぴんとこない人も多いでしょうが、昔から子ども達がやっていた遊びです。これには指遊び(ずいずいずっころばし、せっせっせ等)、お手玉歌(おさらい等)、手まり歌(山寺の和尚さん、一かけ二かけ三かけて等)、羽子つき歌(ひとり来な等)、縄跳び(大波小波、おじょうさん等)、列あそび(いもむしごろごろ、通りゃんせ等)、子取りあそび(子捕ろ子捕ろ、花いちもんめ等)等々、まだまだたくさんありますが、最近の大人はこれらの遊びを知らない人も多いようです。
伝承遊びは、集団あそびを通じて横の友達つながり、縦の友達つながりを遊びながら体得してゆきます。また、遊びのさまざまな約束ごとを覚えることで、社会生活の基本を身につけていくことにもなるのです。もともと伝承遊びは日本人の生活に根ざしたところから生まれていますから、日本の伝統や文化を幼児達になにげなく体感させていくにも役立ちます。
そして、なによりも、実際にこうした伝承遊びをさせると、電子ゲームやアニメやディズニーランドといった受身の刺激に慣れきった子ども達は、その積極的な参加型の遊びにすっかり夢中になっていきます。また、お母さんも参加すると親子ともどもたっぷり運動することにもなるのです。