子どもは1歳すぎると自発的になぐりがきをするようになります。そして3歳を過ぎると、大人が描いてみせれば水平の線、垂直の線、十字の形、円などをまねして描くことができます。また、4歳になると正方形、円、正三角形を手本を見てかけるようになり、5歳になると二本線の間を上手にたどれるようになり、6歳を過ぎると菱形も手本を見て描けるようになります。また、子どもは3歳から6歳までの間に、円形や横・縦・斜めなどの線をあらゆる方向から描けるようになります。幼児の描画能力は驚異的なスピードで発達するので。
お絵かきについては記述することがたくさんありますが、ここでは、ぬり絵に注目しましょう。かつてぬり絵は『悪い教材』として扱われた時期がありますが、これは間違いで、ぬり絵は幼児の五感をフルに活用させたい時期に素晴らしい刺激を与えてくれる教材です。最近のぬり絵にはよく登場しますが、色あざやかな動植物や名画のお手本(本物)を見ながら、その本物が線描きでプリントされている絵に色をぬっていく『ぬり絵遊び教材』があり、子ども達には大人気です。この手法を活用すると、物をよく観察して描く訓練になり、想像をふくらませながら自分の世界をつくりあげる達成感を満喫できます。