“ままごと”は漢字で『飯事』とかきます。つまり、本来は子ども達が玩具を使って炊事や食事の“まねごと”をすることです。すでに述べた“まねごと”という言葉に象徴されているように、ままごとは幼児達が日常生活をまねることで学んでいく遊びなのです。もちろん、実際のままごとでは炊事や食事のまねだけでなく、育児や買い物やお母さん達の井戸端会議、そして季節の行事等々が子ども達の思いつきでどんどん取り入れられ、まるで即興のお芝居のように展開していきます。
このように、幼児も5歳から6歳くらいになると運動量も増え、想像力もたくましくなってきますから、ままごとのような一種の劇遊びを介して、社会の仕組みや家族の役割等を反復しながら習得していくようになります。また、こうした劇遊びを大人が指導しつつ発展させていくとさまざまな『なりきり遊び』へと展開することもできます。
イモムシになったり、カブトムシになったり、ムカデになったりするなりきり遊びの指導では、自然をよく観察してまね、そこから様々な生き物の動作を学ぶことができますから幼児達もとても喜んで遊びに参加します