先生になることをめざしている大学生や専門学校の学生に『子どもはどんな生き物ですか』と質問すると、①子どもは大人よりも小さい、②子どもは大人よりも、ものごとを知らない、③子どもは考える力があまりない、等々の答えが返ってきます。
つまり、学校で児童心理学や教職課程のさまざまな講義を受けるうちに、大人は立派にできあがっているけれども、幼児は未熟で大人よりも劣っている生き物だと思いこんでしまうのです。そうして、こうした教育の専門家といわれる人々の言葉をテレビやラジオや講演で聞いたり、育児書で読んだりするうちに、母親の皆さんも同じように考えるようになってしまうのです。
でもこれは大きなまちがいです。というのも、幼児は大人よりも劣った生き物だと思っていると、幼児を育てる際に『幼児は大人よりも能力の低い生き物』として育ててしまい、幼児の無限の可能性をつぶしてしまうことになるからです。大人の常識は非常識なことも少なくないので、気をつけたいものです。