人間の性格を①走る前に考える人とか、②走った後で考える人とか、③走りながら考える人とか区別する場合があります。走る前に考える人とは計画性のある人を意味し、走った後で考える人とは反省する人を意味します。
すると、走りながら考える人とは計画性も反省もない人を意味することになりますが、まさにこの特徴こそが幼児なのです。つまり表現を変えると、幼児は行動と思考が一緒に行われる生き物であるということです。ですから、幼児の場合、前にもいったように、じっとしていると考えることができないのです。
お母さん方は幼児の時分から我が子に勉強させたがりますが、幼児の学習では行動することと考えることが一緒になるようなやり方を工夫する必要があります。「落ち着いて、お座りしてお勉強しなさい」などといわれても、幼児にとっては無理難題以外のなにものでもないのです。