人間はなぜ子どもを生むのでしょうか。それは他の生物と同様、自分達の子孫を残すためというのが明確な理由です。なぜなら、我々の生命には寿命があり、自分が永遠に生き続けることができないからです。
子育ての目的
子育ての目標の一つは子どもをよい社会人に育てることです。『人』という文字は支えあう形を文字にしたもので、支えあう人と人との間で暮らすありようを『人間』という言葉で表しています。つまり、人は生まれた時点ですでに社会的な生き物なのです。
子育てでは『子どもの自由』について考えなければなりません。といっても難しい話ではなく、残した子孫が社会のなかで自由に活動できる基本はなにかをよく理解することです。いろいろな遊具のそろった幼稚園ですきなように遊べるのが自由なのではありません。
幼児たちがお母さん方の指導で、自由自在にものごとに取り組める能力を持ち、よき社会人になっていくには、自分自身をみがきあげる努力をしなければなりません。最近の世の中は勝ち組/負け組み論でもちきりですが、こうした競争は子育ての気持ちからとりのぞきたいものです。